ギャング映画

ギャング映画 【gangster film】

 西部劇と並ぶアメリカ固有のスタイル作品。

 サイレント時代から存在するが、トーキーになり隆盛を極める。

 トミーガンのようなマシンガンの音や車のエンジン音や急発進の音などトーキーの特性が生かされた。

 当初は、立身出世の様な話が多く主人公のギャングはヒーローでもあった。

 1930年の後半になると批判の声が高くなり内容は変化していく。

 「汚れた顔の天使(1938)」の様に、やはりギャングは善ではないという結末に変わっていく。

 1950年代には、ブームは去った物の「ボニーとクライド/俺たちに明日はない(1967)」や「ゴッドファーザー (1972)」の様な新しいスタイルの作品が作り続けられている。

【代表的作品】

 マーヴィン・ルロイ監督、エドワード・G・ロビンソン主演の「犯罪王リコ(1930)」

 ウィリアム・A・ウェルマン監督、ジェームズ・キャグニー主演の「民衆の敵(1931)」

 ハワード・ホークス監督、ポール・ムニ主演の「暗黒街の顔役(1932)」

 ”映画史を学ぶ クリティカル・ワーズ”村山 匡一郎編を参考に加筆

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