マッチ・カット

マッチ・カット 【match cut】

 現在の注目される動き、あるいは部分に類似性を持つ動きや部分を次のカットにも用いて場面転換と連続性という相反する性質を共存させる方法。

 最も多用された作品は、「いつも2人で(1967)」。

 「地獄の戦場(1950)」でのいくつかのカットバック移行する部分で使用されている。

 「北北西に進路を取れ(1959)」のラストシーン、ラッシュモア山の崖でエヴァ・マリー・セイントをケイリー・グラントが引き上げるカットから寝台車で引き上げるカットへと繋がる使用方法が有名。

 「サイコ(1960)」の有名なシャワーの排水溝からマリオン(ジャネット・リー)の瞳へのシーン。

 「冷血(1967)」タイトル前や犯人と被害者の切り替え、河さらいなどのシーンで使用されている。

 「ホリデイ(2006)」でもキャメロン・ディアスの入浴シーンで使用されている。

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