詩的リアリズム

詩的リアリズム 【poetic realism】

 1930年代のフランスで隆盛を極めた時の諸作品に共通して見られる映画文体をこう呼ぶ。

 リアリズムと抒情性が同居し、運命論的で鬱然とした厭世観のドラマが多い。


 「外人部隊(1933)」、「女だけの都(1935)」、「望郷(1937)」、「大いなる幻影(1937)」、「霧の波止場(1938)」、「北ホテル(1938)」、「ゲームの規則(1939)」など

 1940年代だが「天井桟敷の人々(1945)」は、集大成として見て取れる。


 ”映画史を学ぶ クリティカル・ワーズ”村山 匡一郎編より


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